GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステム

承認番号:30400BZX00155000

検体準備・作製の概要

1.検体の準備

ご準備いただく検体 同一患者さんより2種類の検体をご準備ください。非腫瘍細胞(血液)、腫瘍組織(FFPE)

検体提出時の注意点

  1. 他者の遺伝情報が混在する検体は解析困難なため提出を差し控えてください。
    • 腫瘍組織:妊娠性絨毛がん由来の腫瘍組織、移植臓器由来の腫瘍組織等
    • 非腫瘍細胞:同種造血幹細胞移植を受けた患者の全血等
  2. 再生不良性貧血を認める血液検体は解析結果に影響を及ぼす可能性があります。
  3. 白血球数が極端に減少した検体は解析結果に影響を及ぼす可能性があります。
    • 抗がん剤治療後に採血した検体等

当社で抽出するDNA量から計算すると、白血球数は1000cells/μL以上の検体でご提出ください。それを下回る場合はお問い合わせください。
輸血を受けた場合は、輸血後3~4週間以降の採血を推奨しております。

2.非腫瘍細胞(血液)

採血管及び採血後の取扱い

非腫瘍細胞(血液)検体として、有核細胞由来のDNAを検査に使用します。

・採血管:EDTA-2K入り(真空採決量2ml)。※2ml採血管(外径13mm程度)を必ずご使用ください。・採決量:2ml

注意:直ちに十分な転倒混和を行い、各種検体取扱いガイドラインに記載の条件に基づいて適切にお取り扱いください。

3.腫瘍組織(FFPE)FFPE作製

FFPEブロックの取扱い

FFPEブロック作製における固定条件は、検査全体に最も大きな影響を与えます。FFPEブロック作製においては、各種ガイドライン(「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程(日本病理学会作成)」や「がんゲノム検査全般に関する指針(日本病理学会・日本臨床検査医学会)」等)に記載された条件に従い、適切にお取り扱いください。

・固定液の種類:10%中性緩衝ホルマリン溶液。・固定液量:組織量の10倍以上。・固定時間:6時間~48時間。・FFPEブロックの保管期間:3年以内。

*FFPEブロック作製からの時間経過とともに検査成功率が下がるため、採取日の新しい検体のご提出をお願いします。

4.腫瘍組織(FFPE)薄切標本作製

未染色標本及びHE染色標本の準備

・未染色標本10 枚以上。・HE染色標本1枚。・十分な有核細胞数を含む標本。

コンタミネーションの防止

・検体ごとに余分な薄切片を清掃し、新たなミクロトームブレードを使用してください。・手袋は頻繁に交換してください。
未染色標本とHE染色標本の画像

HE染色標本の注意点

マクロダイセクション希望ありの場合:腫瘍細胞が20%以上となるよう、HE染色標本の腫瘍部をマーキングしていただき、ポータル上で検査依頼作成時、マクロダイセクション「あり」にチェックしてください。スライドガラス上に切片が複数ある場合はマクロダイセクションが必要な切片にマーキングしてください。
マクロダイセクション希望なしの場合:HE染色標本にマーキングは不要です。標本上の全組織から核酸を抽出します。ポータル上で検査依頼作成時、マクロダイセクション「なし」にチェックをしてください。

GenMineTOP がんゲノム
プロファイリングシステムに
関するお問い合わせ先

株式会社GenMine Labs
カスタマーサービス

電話
0120-427-367
対応時間
9:00〜17:00
(⼟・⽇・祝⽇・弊社休⽇を除く)